3月23日 7時頃(世界時)、強い磁気嵐が発生しました。
現在もKP7.67という強さで継続中です。磁気嵐の強度を表す NOAA (アメリカ海洋大気庁)のスケールでは、「G4」のシビアストームに区分されています。
磁気嵐の強度は「G1」から「G5」に区分され、G4 (Severe)は G5 (Extreme) に次ぐ強さです。
Image: Courtesy of NASA/SDO and the AIA, EVE, and HMI science teams.
大規模な太陽フレアが、GPS、通信、人工衛星、電力網などの障害を引き起こすことはよく知られています。そして、太陽活動が人体に影響を及ぼすことは、一般的にはないと考えられています。
一方で、太陽活動の私たちの健康への影響、さらには自然災害や社会情勢、経済への影響に関するリサーチは、世界各所で行われています。
太陽活動を観察しながら地震などの自然災害を予測する Suspicious 0bservers は、強い太陽フレアや、ある数値以上(または以下)の磁気嵐は、私たちの運動、感覚、自律神経、認知、感情に影響を及ぼすと言っています。
例えば、呼吸や心拍に変化が生じたり、不安感や落ち着きのなさなどの症状が生じることがあるといいます。
実際、大規模な太陽フレアや磁気嵐などが生じると、私もそのような症状を経験することがあります。
もちろん、これらの症状が常に太陽活動の影響であるとは言えませんが、相関関係を否定することもできません。
そういう時は、無理をせず、リラックスして過ごすようにしています。
太陽活動の地球への影響を観察する目的と、災害への備えや体調管理の観点から、私は宇宙天気のチェックを日々のルーティンにしています。
参考文献:
spaceweather.com
宇宙天気予報・国立研究開発法人情報通信研究機構
『地球の磁場と生命の関係』espiral.jp
『太陽の暗号』エハン・デラヴィ(三五館)
『太陽活動と景気』嶋中 雄二 (日本経済新聞出版)